新型コロナ罹患後の突発性難聴(新型コロナ後遺症)

はりあん

新型コロナに限らず、インフルエンザをきっかけに難聴になったり、風邪の鼻詰まりから嗅覚に違和感を感じそのまま嗅覚異常が治らない方がいます。経験上、できるだけ早く鍼治療を開始した方が予後が良いです。病院の薬物療法と平行して鍼灸を受けることをおすすめします。

属性30代 男性
主訴新型コロナ罹患後の右耳の突発性難聴および、振り向いた際のめまい
状況

結果
◆状況
新型コロナに感染し、そのまま突発性難聴になる。一時右耳が全く聞こえなくなったのでそのまま入院してステロイド点滴治療を受ける。退院時少しは聞こえるよう退院後も聴力低下とめまいで仕事に支障を来す。

◆1回目(新型コロナ罹患後から1ヶ月経過)
全身に鍼をしたあと、頭頂部、右耳、後頭部を中心に鍼施術。腰にお灸。週に1回の施術を目安に予約をいれてもらう。(この時点で病院からの薬の処方は日々の漢方とめまい用の頓服薬)

◆2回目
1回目の施術のあとめまいの頻度が少し減ったとのこと。聴力に関しては自覚的変化はなし。

◆3回目
耳鼻科で聴力の検査をしてきた。高音が聞き取れないのは以前と変わらないがその他の音域が少し改善しいた。継続して治療を行うことに。(次回病医院の検査は4週間後)

◆4回目(鍼施術から1ヶ月経過)
めまいの頻度がかなりへった。

◆5回目-7回目
耳閉感が減ってきた。聴力は自覚的に変化しているかはわからないが悪くはなっていない。

◆8回目(鍼施術から2ヶ月経過)
病院で検査をしてきた。右耳がさらに少し改善していたが通常よりもまだ聴力が弱い。なぜか問題のない左が若干悪くなっていた。めまいは感じなくなったのでめまいの薬は終了。ビタミン剤のみになる。(次回病医院の検査は4週間後)

◆9回目-10回目
継続して耳、首を中心に1週間から10日の頻度で鍼灸施術

◆11回目(鍼施術から3ヶ月経過)
病院で検査をしてきた。右耳の聴力が問題なしまで回復。めまいも感じないため通院終了。鍼灸施術も今回で終了。
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