親指の痛みと手の平としびれ・違和感

はりあん

個人差はありますが、55歳前後から加齢の影響で回復する速度が著しく低下します。場合によっては慢性化していつまでも治らない状態になりなる方もいます。(もちろん何もしなくても3ヶ月、半年、1年くらいで治る場合もあります)
鍼灸施術は患部にあえて安全にストレスを与えることで回復する需要を体内に生み出し、慢性化のサイクルから抜け出すように促します。

属性60代 男性
主訴右の親指の痛みと手の平、特に拇指球の辺りのしびれや違和感がある
状況

結果
◆状況
夏休みに自転車で2週間旅行に出かけたあとから右の指に力が入らなくなった。直後は右側は指を曲げることもできず鉛筆も握れなくなり、それから2週間後にやっと指を曲げられるようになったが、今でも親指を曲げると痛みがでる。他の指は痛みはないがまだ完全にグーにならない。

◆1回目の施術
今回の症状は指や手の平だが、鍼灸施術は全身に行った。全身に鍼をすることで体を治そうとする物質を全身から出してもらうのが目的。その後、主訴である指に鍼とお灸を行った。指といっても指の腱は前腕と繋がっているので腕にも入念に鍼施術を行った。筋肉や腱を緩めることも重要。

◆2回目の施術(1週間後)
1回目の後、徐々に指の動きが良くなり、指を動かすと痛みを感じるが痛みの強さは軽減され、たまに痛みを感じないこともある程度に回復したとのこと。予想より早く効果が出たので2回目の施術も前回同様に施術を行って、今回の施術を含め、2回の施術で一旦終了。
はりあん

患者さんいわく『旅行後、1~2週間で指がなんとか動くようになったが、それから4週間、指の痛みが続いて、完全にグーにすることもできないので不安になり来院した」とのことでした。
施術後に、4週間固定しかかっていた症状が変化したことから鍼灸施術に一定の効果があったと考えています。

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