腰のだるさと坐骨神経痛の例

はりあん

腰の辺りに慢性的なおもだるさを感じる場合、おしりの辺りを押すと硬く凝っていることがあります。そのような場合はいわるゆインナーマッスルと言われる体の比較的内側、深いところにある筋肉のコリが腰痛の原因かもしれません。

属性60代 男性
主訴右の腰と右臀部が張っている。ラジオ体操で腰を回すと左右差を感じる
状況

結果
◆状況
最近2ヶ月くらい臀部の張りと腰のだるさを感じる。2ヶ月前に整形外科に行ったが、レントゲン所見には異常はなく、湿布と電気の治療をひと月ほど続けたが変化がなかった。知り合いの勧めで鍼をしてみることにした。ゴルフが趣味なので腰の痛みがあるとプレーに集中できない。そのためにも腰を楽にしたい。しびれはない。

◆1回目
まずは仰向けで全身に浅い鍼施術をしてから、うつ伏せで首肩も含め、臀部を中心に全身に鍼施術を行った。施術中に臀部のスジのような張りがゆるんだ。臀部が緩んだあとに腰にも鍼をして施術は終了。施術後に本人からも楽になったのとの感想があった。普段できるストレッチを簡単に説明し、次回は腰の張りを感じたら悪くなり過ぎる前に来院するように案内して治療は一旦終了。
はりあん

補足:
筋肉の性質のひとつに「疲労すると硬くなる」との特徴があります。「知られている割にきちんと理解されていない」筋肉の特徴だと感じています。筋疲労は運動でも起こりますが、草取りや長時間座っているなど、同じ姿勢を続けているだけでも筋肉は疲労を起こして硬くなってきます。硬くなった筋肉は休ませれば柔軟性は回復しますが、加齢よって回復するスピードは遅くなり、疲労と回復のバランスが崩れると慢性痛や怪我に発展します。

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